【慢性疾患はじっくり治す】体はどのように回復するのか

体はすぐには回復しない

慢性の症状を根本から治すには、悪くしていった時間と同じくらいの時間、もしくはそれ以上の時間がかかります。

 

西洋医学と同じように、漢方薬にも即効性のある生薬がありますし、手技療法にも応急処置的な技があります。

 

そのような治療を受けた場合、

 

「1回で治った!! ヤッタ━ヽ( ^∀^)ノ━━ !!」

 

と、勘違いしてしまいそうになりますが、急性の症状ならまだしも、

 

慢性の症状が1回の治療で治ることはまずありません。

 

 

体は骨格だけ整えれば良いという事はなく、周辺の筋肉や神経、内臓など、全てが影響しあってバランスをとっています。

 

それらの組織が全て1回の治療で、しかも短期間で健康な状態に戻る事などありえません。

 

一時的に症状を感じなくなったことで健康体に戻ったと思い込み、以前と同じような体の使い方をしてしまうと、悪化させてしまう事もあります。

 

それに、最大限の治療効果を得るにはのページにも書いていますが、長い間、患部をかばうような筋肉の癖がついていると、その癖をとるのにも時間がかかります。

 

こじらせている人ほど「悪い状態に戻ろう」とする力が強いので、ゆっくりと時間をかけてバランスを整えていかなければならないのです。

細胞が生まれ変わるサイクル

生きているうちは、体は常に回復しようとしています。

 

どんなに弱々しく回復力が衰えているように思えても治ろうとする力は働いています。

 

体は摂り入れた栄養を元にして、日々ゆっくりと変化しています。 

 

成長期を過ぎて体が出来上がってしまっているように見えても、細胞は常に新陳代謝を繰り返しています。

 

したがって、食事を疎かにすると「細胞をリニューアルする材料」が足りなくなり、回復が遅れる事につながります。

 

 

細胞が生まれ変わるサイクルは、体の部位によって差があります。

 

サイクルの具体的な日数は文献によりバラつきがありますが、仮に文献の内容が一致していたとしても、体質や健康状態は千差万別、十人十色なので、参考程度にしかならないかもしれません。

 

 

複数の文献で共通しているのは、

 

「肌の生まれ変わりは1〜2ヶ月」という事と、
「胃腸と唇の細胞は生まれ変わるのが早く、骨の細胞は生まれ変わるのが遅い」という事です。

 

腸の上皮細胞は2〜3日でリニューアル。
胃の粘膜も1週間以内には生まれ変わります。 

 

「喋る臓器」と言われるだけあって、あらゆるストレスに敏感でダメージを受けやすいのですが、きちんと養生すれば回復するのも非常に早いのです。

 

 

 

反対に、骨は生まれ変わるのが遅く、数ヶ月〜数年かけてリニューアルされます。

 

骨をつくる骨芽細胞と、骨を壊す破骨細胞が働きながら、ゆっくりと新しく作り替えられています。

 

成人なら3年程度、幼児期や成長期は1〜2年のサイクルで生まれ変わります。

 

骨折などをした場合は、その部分が優先的に修復されるように体が判断するようです。

 

ちなみに骨はカルシウムの塊ではありません。

 

カルシウムと、タンパク質の一種であるコラーゲンからできています。よく鉄筋コンクリートの構造に喩えられますが、カルシウムがセメント(コンクリート)、コラーゲンが鉄筋の役割となっています。

 

コラーゲンを芯にして、それにカルシウムがペタペタとくっついて骨が作られています。

 

骨と軟骨の再生については↓のページもご参照ください。
軟骨の再生・復活の外科治療とカイロプラクティック
軟骨の再生を助けるサプリは「コラーゲントリペプチド」

 

 

 

普段の食事は細胞の新陳代謝、つまりは体の回復力に多大な影響を与えます。

 

栄養状態や生活環境によって個人差はありますが、5〜7年ほどかけて体の殆どの細胞が生まれ変わると言われています。

 

 

 

手技療法や、その他の医療の治療を受ける際は、細胞が生まれ変わる時間を考慮して、

 

「短期間での劇的な回復を期待しない事」が大切です。

 

時間をかけて悪くなった体が、なかなか回復しないのは当然です。
仮に短期間で症状が自覚できないほど回復したとしても、完治したわけではないのです。

 

 

なかなか良くならないと「やっぱり代替医療はダメだ」「現代医療に勝るものはない」と考えがちですが、西洋医学のように「すぐに症状を感じなくさせる」治療は、場合によっては有効ですが、治ったと勘違いして根本的な体質改善に取り組まなくなる可能性もあります。

 

結果的に持病になって不調が長引いたり、別のところにしわ寄せがくることもありますので、現代医療でひとまず症状を抑えたなら、その後は生活習慣や環境を見直し、代替医療を取り入れて根本的に治していく事を考えましょう。

回復するのにも体力を使う

普段から自己治癒力は働いていますが、そこに「治療」という外部からの刺激が加えられると、一気に細胞たちはフル稼働します。

 

細胞が蘇生しようとする時、そこに体力を使うため、治療を受ける前よりも体がだるくなったり、調子が悪くなったりする事があります。

 

適切な治療であっても、そのような状態になる事がありますので、現代医療、代替医療にかかわらず、自分の体力に合った治療の進め方をする事が大切です。

 

 

それから治療を受けた後は、しばらくの間ゆっくりと休む事も大事です。

 

余計な神経を使わない事で、体が回復に専念できます。

 

本人の体力次第ではありますが、少なくとも治療を受けた当日くらいは静かに過ごしましょう。

 

仕事が溜まっているからと、ムリして動き回っていたらいつまで経っても良くなりません。

 

 

また、体の不調はあるけど、生活に支障をきたすほどではないから、今はまだ治療を受けなくてもいいや・・・と、思っている人も多いと思いますが、生活に支障をきたすほど悪くなってからでは、回復するのに相当な時間がかかります。

 

生活に支障をきたしてない体力があるうちに治療を受けると、治療の効果がでやすいため、結果的に時間もお金も節約できることになります。

 

 

 

体の回復力を高めるには↓のページもご参照ください。
体の回復力を高めるために絶対に外せない3つの必須項目
【回復力の差は体力の差!!】胃腸が弱い人が体力をつけるには栄養剤より滋養強壮剤?
消化を助けるサプリで栄養の吸収力を高めて体力をつける

 

 

 

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