軟骨の再生・復活の外科治療とカイロプラクティック

軟骨の再生・復活の外科治療とカイロプラクティック

筋力が落ちると骨や軟骨の弱さも露呈する

 

私(当サイト管理人)は、仕事で重いものを持つことが多かったこともあり、腰を傷めていました。

 

初期の頃は、時々ぎっくり腰のような症状で接骨院に通っていましたが、腰のどの辺りが悪いのか明確には分かりませんでした。

 

「腰が痛い」とか「痺れる」というような自覚症状があまり無くて、どちらかというと肩こりとか、右耳の奥が痛くなったりとか、呼吸が浅く息がしづらいとか、咳喘息とか、胃腸が弱いなどの症状のほうが気になっていました。

 

後で分かったことですが、肩こりなどの辛い症状のほとんどが、傷めた腰をカバーしようとして体のバランスを崩していることが原因だったのです。

 

 

 

私は腰椎5番あたり(仙骨の上)を特に傷めていたようです。

 

この第5腰椎は脊椎の中でも特に上半身の体重の負荷がかかる場所なので傷めやすいところです。

 

下の図で、左側が正常な背骨のカーブだとすると、私の場合は右側のように、仙骨(お尻の部分)が後ろに倒れているというか、ダラーンと下がっている状態でした。

 

 

 

姿勢が悪く、筋力も弱いため、仙骨と骨盤を正しい角度に保つことができずに、後ろに傾いた状態で固着していました。

 

日本人は仙骨や骨盤が後傾している人が多くて、ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)など足の後ろ側の筋肉が硬くて柔軟性がないと、こうなりやすいようです。

 

さらに椅子に座る時に、お尻を前に出して背もたれにダラ〜ともたれてしまう人も、腰回りの筋力が弱いので、仙骨や骨盤の角度を保つのが難しくなります。

 

意識して姿勢を良くしないと、猫背で下腹がポッコリというみっともない見た目になるだけでなく、腰にも負担がかかりやすくなります。

 

やがて背骨の下の方のカーブが平らに近くなった状態で固まり、動きが悪くなることで、椎間板に栄養が届かず弾力性も失われていきます。

 

 

私の場合は、痩せていて腰回りの筋肉も軟弱なため、ただでさえ腰椎や椎間板に負担がかかりやすいのに、前かがみで重い物を持つことが多かったせいで、その周辺がカチコチに固まってサビついていたわけです。

 

 

元気な頃は筋力で腰を上手く支えていたようなのですが、ある時、機能性胃腸症(ディスペプシア)を患って筋力がガタ落ちしたのをキッカケに歩くことも座る事も困難になってしまいました。

 

 

その後、出会った治療院の先生に「椎間板がすり減っている」「バランスが悪くて上半身の体重を支え切れてない」などと言われて改めて「そんなに酷く傷めてたんだ…」と、気が付きました。

 

 

「疲れると弱い部分に症状がでる」と言いますが、それの極端なパターンだったのかもしれません。

 

しかも、傷めている腰をかばうために、無意識に肩や胸郭などが緊張して呼吸も浅くなり、常に息苦しさを感じるようになっていました。

 

私の症状についての詳しい内容は↓のページをご参照ください。
当サイト管理人のあれこれ…

 

 

 

腰や膝を慢性的に傷めた場合は、外科手術は最終手段

 

本格的に腰の治療を始めたのですが、私が通ったのはカイロプラクティックのSOT(仙骨後頭骨テクニック)でした。

 

いわゆるバキボキ系のカイロプラクティックとは違い、全身のバランスを整えながら根本治療をしていくテクニックです。

 

その治療を選んだ理由は、病院で精密検査を受けるような体力と精神力が無かったことと、慢性的に傷めたものは時間をかけて治すべきだと考えたからです。

 

突発的な事故などで急に傷めた場合は、病院に駆け込むのもアリですが、じわじわと悪くなった慢性的な疾患を現代医療で治すのは無理がある気がしました。

 

「何でもかんでも切ったり縫ったりして治るものではない」
「安易に外科手術などを受けて不具合が起きたら後悔する」

 

と思い、時間はかかっても、出来る限り体に優しい治療で自己治癒力を発揮して治していくことにしました。

 

それに、自分の体が絶不調になった原因がにあるという事を一発で見抜いてくれたのは今の治療院でしたので、信頼できると思いました。

 

 

 

カイロプラクティックのSOTは非常に穏やかなテクニックで、根本原因まで追究していく治療です。

 

悪くなった場所を治すだけでなく「悪くなった原因はなにか」「なぜ体がそういう姿勢をとってしまうのか」ということまであぶり出していきます。

 

幼い頃からお腹が弱かったことが原因で前かがみになるのがクセになってしまっていたり、精神的なストレスで体が委縮したり歪むこともあります。

 

一枚一枚玉ねぎの皮をむくように優しく原因を取り除いていくので、体力のない患者でも負担がかかりにくい治療法です。

 

 

 

椎間板や膝軟骨の再生医療の現状

 

椎間板には血管が通っていません。

 

子供の頃は栄養を届ける血管が存在しますが30歳くらいまでに消失します。

 

その後は、体を動かす際に圧力が高まったり均等になったりすることで、髄核(クッションのような部分)や周辺組織の働きによって体液が循環して椎間板に酸素や栄養が届いたり老廃物を排出したりします。

 

そのような性質をもつ椎間板ですので、栄養が届きにくく、修復・再生しにくい組織と言われています。

 

 

椎間板ヘルニアなどは、すぐさま命にかかわる症状ではないこともあり、研究もそれほど進んでいませんでした。

 

手術でヘルニアを切除したり、海外では人工椎間板を入れたりする治療が行われています。

 

 

人工椎間板置換手術はX JAPANのYOSHIKIや、フィギュアスケートのプルシェンコも受けていますが、このような外科手術はリスクも伴いますので、あくまで最終の手段だと思ったほうがよさそうです。

 

 

 

日本でも、椎間板の再生・修復については研究が進んでいませんでしたが、最近は高齢化社会に向けて、東海大学主導でiPS細胞を利用した椎間板再生の研究や「活性化髄核細胞移植療法」などの臨床が行われはじめました。

 

 

椎間板と同じように「軟骨」を修復する治療法は、いくつかの大学で研究が進んでいます。

 

横浜市立大学では、血管の無い軟骨も形成の初期段階では一時的に血管が存在することが分かり、耳から採取した軟骨前駆細胞から、軟骨を再生する手法が開発されました。

 

また、軟骨組織の一部を取り出して体外で培養してから移植するという、軟骨細胞の“増殖する特性”を生かした「自家培養軟骨移植術」などもあります。

 

 

 

軟骨を自力で再生させる外科治療とカイロプラクティック

 

軟骨を再生させる様々な研究が進められていますが、私が一番気になったのは、横浜市立大学の腰野教授らの、膝関節症の手術法でした。

 

特殊な器具を使って関節の変形を矯正することで、軟骨細胞が自然に再生するというものです。

 

1〜2年後に器具を除去するのですが、部分的に修復した例を含め全体の9割以上で軟骨再生を確認し、中には完全に再生した人もいるようです。

 

「擦り減った軟骨は元には戻らない」「自力では再生不可能」と言うのが一昔前の常識でしたが、軟骨には再生能力があることが証明されたわけです。

 

 

注目すべきなのは「器具を埋め込んで終わり」ではなく、関節を適切な角度に保ったあと器具を除去するということです。

 

関節を適切な角度に保てれば「軟骨が自然に再生する」というのがミソなんです。

 

これは、カイロプラクティックの治療にも近いものがあって、私が通っているSOTの治療は全身のバランスを整えながら、不自然に圧力がかかっている部分などを正しく調整していきます。

 

膝軟骨と同じような性質の椎間板も同じです。

 

SOTで体液の循環をスムーズにして、慢性的な固着を取り除きながらバランスを整え、椎間板にかかる圧力を変化させていきます。

 

 

時間はかかりますが、少しずつ椎間板に栄養を届けて代謝を向上させ、再生させていく事が、手技療法でも可能であるということなのです。

 

 

 

カイロプラクティックを受け始めてからの腰椎周辺の変化

 

私はSOT(仙骨後頭骨テクニック)の治療を受ける前は、自分の体のどこがどう悪いのかよく分からなくて、ただ苦しく不安な毎日でした。

 

それに数ヶ月間、ほとんど寝て過ごしていたため、体力も筋力もかなり落ちていました。

 

 

とにかく体力をつけるために、栄養面の見直しと消化吸収力を高めることを目標にして頑張りました。

 

そして治療を受け始めて3ヶ月ほど経った頃から、歩数計を持ってリハビリ散歩を始めたのですが、最初は100〜300歩くらい歩くのが精一杯でした。

 

 

そのうち、段々と歩数が伸び始めて、1000歩ほど歩けるようになった頃から、散歩の後「腰がだるい」「何となく痛い」と思うようになりました。

 

この「だるい」「痛い」という感覚が、不快なようで、実はそうでもなかったのです。

 

それまで、酷く傷めているにもかかわらず、それに気付かないほど存在感の無かった腰が「だるい」「痛い」という感覚で自己主張し始めたことで「神経が通ってるんだ〜」と、少し安心感を覚えてしまいました。

 

 

人間、一箇所を酷く傷めてしまうと、その部分の感覚が薄くなり、むしろ、そこをかばって歪めている箇所に不具合を感じたりすることが、ままあるようですが、私の場合は正にそれだったようです。

 

丁度その頃から、腰の治療に本格的に進めるようになりました。

 

 

SOTは、患者の体から現れる反応(指標)を元に治療を進めていくのですが、それまでは、体力が無さすぎて反応がでないので腰の治療まで進めなかったのです。

 

体力がついてきたことで「悪いのはココですよ〜」と、それまで息をひそめていた腰が自己主張し始めてくれたんですね。

 

 

私の場合は、長い年月をかけて腰を悪くしていたし、体だけでなく精神的なストレスも積み重なっていたので、その後の治療も紆余曲折がありましたが、今では歩いて買い物にも行けるようになりました。

 

現代医療でも手技療法でも、患者自身の体力は基本中の基本なんだな〜と、しみじみ思いました。

 

 

 

腰椎と椎間板の回復に役立ったサプリについては↓のページをご参照ください。
軟骨の再生を助けるサプリは「コラーゲントリペプチド」

 

カイロプラクティックについては↓のページもご参照ください。
【テクニック別で検証する】 カイロプラクティックは危険なのか?・・・安全なのか?

 

SOTの治療に関しては↓のページもご参照ください。
原因をあぶりだして根本治療する仙骨後頭骨テクニック
【静かなるドン?脳脊髄液】あらゆる病を改善に導くSOT

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