医療の得意・不得意を考える

医療には得意・不得意がある

現代医療は素晴らしいが「慢性」の治療には向いてない

 

現代医療(西洋医学)は、数十年前とは比べ物にならないほど進歩しています。

 

昔は助からなかった命が、最新の治療で助かることも数多くあります。

 

症状を一時的に抑えたり、大怪我をした際に手術をして一命をとりとめたり・・・という、緊急の治療に関しては、西洋医学は威力を発揮します。

 

再生医療の技術開発も目を見張るものがありますし、医療関係者や研究者が信奉されるのも当然でしょう。

 

ただ、そのような素晴らしい現代医療にも不得意な分野があります。

 

そのひとつが、慢性の症状の治療です。

 

 

長い時間をかけて悪くなったものは、それなりの時間をかけないと回復しないものです。 

 

しかし、西洋医学の治療に慣れている現代人は、慢性の症状を治すのにも、即効性を期待してしまいます。

 

 

「対症療法」は、西洋医学の得意技ですが、症状を抑えている間に生活習慣を見直し、根本的に改善していくのが本来の利用法です。

 

症状を感じなくなった事で「治った」と勘違いしてしまい、何も改善しないでいると、良くなるどころか悪循環に陥ってしまいます。

 

ひとまず症状を抑えたら、今度は攻めの姿勢で、改善の努力をしていかないと根本解決にはなりません。

 

 

西洋医学の落とし穴と代替医療の実力

 

西洋医学は基本的に体力勝負です。

 

体力があれば、体に負担がかかる治療に耐える事ができますが、体力の乏しい人は命取りになる危険もあります。

 

薬物による治療は副作用も問題となりますし、万能に思える現代医療にも色々と落とし穴があるのです。

 

抗がん剤や抗生物質などの強力な薬も、患者の基礎体力という土台が無ければ有効に活用できません。

 

一般的に、華奢で体力も乏しい日本人は、たくましい欧米人と同じような治療はリスクがあると考えた方が良いでしょう。

 

しかも昨今は、その欧米人の間で代替医療の利用頻度が急速に増加しているそうです。

 

 

「一刻を争う」ような状態の時は現代医療を選ばざるを得ませんが、そこまでスピードを求めない場合は、代替医療でじっくり治すほうが体に負担がかからないため、自分に本来備わっている治癒力が発揮されやすくなります。

 

代替医療とは、漢方や鍼灸などの東洋医学、整体やカイロプラクティックなどの手技療法、アーユルヴェーダ、アロマテラピー他、西洋医学以外の医療の事を指します。

 

これらは、医療用漢方など保険が効くものもありますが、殆どが健康保険の対象外です。

 

自己負担が高額であるにもかかわらず今日まで廃れる事なく発展し続けているのは、西洋医学の不得意分野を補う実力が、これらの治療法にあるからではないでしょうか。

それぞれの医療の歴史からわかること

歴史の長さはダテじゃない〜良質の漢方は試す価値あり〜

 

現代医療(西洋医学)のデメリットとして、

 

体の調子が悪いんだけど、何科に行けばいいのか分からない…(´・ω・`)

 

というような、状況になる事があります。

 

体は全部つながっているのに、病院側が役割分担をしているために、患者はどこへ行けばいいのか迷いますよね。

 

まるで自分の管轄以外に関わろうとしない縦割り行政のように、不親切で分かりづらい。

 

 

 

その点、漢方などの東洋医学では、患者を「症状」で診るのではなく「証(体質)」で診るので、専門外だからと、たらい回しにされるような事にはなりません。

 

「この症状に、この薬」ではなく、「この体質に、この薬」というような判断になります。(症状を抑える漢方もあります)

 

 

バカ高い煎じ薬や、健康食品を扱っている漢方薬局の商売が成り立つのは、この「体質」を診るエキスパートがいるからでしょう。

 

保険の効く漢方のエキス剤は病院で処方できますが、西洋医学の医師で、患者の証を正しく判断できる人は少ないと思います。

 

それに、煎じ薬は内容が濃い上に、余計な添加物が入っていないので、エキス剤や錠剤の何倍もの効き目があります。

 

漢方の知識が豊富な医師がいて、健康保険の効く煎じ薬を処方しているクリニックもありますが、かなり数が少ないのが現状です。

 

 

西洋医学の歴史が300年程度(ルーツは紀元前まで遡るが)なのに比べて、漢方は4000年ほどの確固たる歴史があります。

 

西洋医学の比ではないほど、膨大な数の人体実験を繰り返し、研究しつくされて残ったのが、今の漢方薬です。

 

効かないわけがありません。

 

漢方が効くことは周知の事実であるからこそ、病院でも使われるし、胃腸薬をはじめとする多くの市販薬にも漢方が配合されているものが多く出回っています。

 

漢方薬は特に病中病後の体力回復に絶大な効果を現します。

 

当サイト管理人も、体力が落ちて困っていた時に「人参湯(にんじんとう)」を飲んだら、お腹が空くのが早くなり食欲がでて、どんどん元気が出てきました。

 

それと一時期、頬と顎に大量のニキビが発生し赤く腫れて(#´□`#) ヒリヒリ状態だった時に、錠剤の「清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)」と「ヨクイニン」を飲んだら、1時間も経たないうちにスーーッと患部の熱が引き始め、1週間続けた後にはほぼ治ったという経験もあります。(ニキビ跡は中々消えませんでしたが)

 

薬用の洗顔フォームや塗り薬では良くなる気配すらなかったのに、あっさり治ってしまった事で、漢方薬の実力を見せつけられた感じでした。

 

それまでは、漢方薬というと長く飲み続けなければ効果が無い印象を持っていましたが、薬の種類によってはかなり早く効き目が表れます。

 

基本的に、配合されている生薬の種類が少ない方が効き目がシャープに現れます(芍薬甘草湯など)。反対に沢山の種類の生薬をミックスしている漢方薬は効き目がマイルドになります(補中益気湯など)。

 

「漢方って効かないなぁ〜」という印象を持っている人は、良質の生薬だけを厳選している漢方薬局の煎じ薬を一度試して頂けると認識が変わるかもしれません。

 

漢方の専門家に相談して自分の体質や合う漢方薬を判断してもらい、体調が安定してきたら病院で処方できる漢方に切り替えるという手もあります。(効き目は落ちますが出費は抑えられます)

 

病院処方の漢方のメーカーは「ツムラ」が有名ですが「クラシエ」や「コタロー」なども参入しています。

 

メーカーによって微妙に配合生薬が違っていたり、余計な添加物が入っていたりするので、色々試して自分に合うメーカーのものを選ぶと良いでしょう。

 

色々調べると、ツムラは配合生薬が本来の生薬を使ってない方剤があり、コタローは余計な添加物が多い印象です。

 

どの薬にも言えることですが、せっかく良い成分が配合されているのに添加物が悪さをする場合があるので、成分表示はじっくり見ることをオススメします。

 

 

漢方薬も「薬」には違いないので、素人判断でダラダラと長期的に飲み続けるのは良くありません。

 

元気が出てきたら徐々に薬を減らして様子をみましょう。

 

薬の代謝、分解、排泄には肝臓や腎臓などの臓器に負担がかかります。

 

体に必要ないのに負担がかかるだけの物を飲み続けても意味がありません。

 

体を元気にするには新鮮な食べ物や綺麗な水、そして良い環境です。

 

しっかり食べて適度に体を動かして、薬に頼らない生活を目指しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西洋医学の歴史は金儲けの黒歴史?

 

漢方の歴史も長いですが、鍼灸治療も2000年以上の歴史があります。

 

カイロプラクティックはテクニックとして確立してからの歴史は120年ほどですが、その矯正技術のルーツは、西洋医学と同じく、紀元前からあったようです。 どちらも大元はヒポクラテス(古代の医者)に行きつくようです。

 

アーユルヴェーダにいたってはインド5000年の歴史と言われています。

 

 

 

そうそうたるメンツを押しのけて、西洋医学だけが脚光を浴び続けてきたのは、

 

「戦争と感染症」&「金儲け」&「即効性」という理由からのようです。

 

確かに、戦争で大怪我をしたときは、漢方や鍼灸の出る幕ではありません。

 

戦争を繰り返していた18世紀〜19世紀の国々では応急処置の出来る外科治療が評価され、主流になっていきました。

 

やがてロックフェラー、ロスチャイルドなどの富豪が製薬会社の大株主となり、医療制度の法制化が行われ、国家ぐるみで代替医療は弾圧されていきました。

 

 

日本も例にもれず、戦争がらみで西洋医学が重宝されていき、終戦と同時にGHQが漢方・鍼灸などの東洋医学禁止の要望をだし、ほとんど洗脳に近い状態で西洋医学が定着しました。もちろん、アメリカの利益のためでしょう。

 

西洋医学の歴史には、どうしてもお金がつきまといます。

 

 

代替医療のように「儲かりそうだから治療院を開業してみようかな」などという小さい話ではなく、国家・組織レベルの、

 

巨額の金と利権が絡むのです。

 

 

 

本来は、どの医療も素晴らしいものなのに、一部の人達にとってドル箱市場となっている現代医療は、利用の仕方を間違えると、健康になるどころかどんどん不健康になりお金も搾り取られていきます。

 

元締めである富裕層に自動的に上納されるシステムになっているのです。

医療の「良いとこどり」をするのが本当の先進医療

医者の意見を聞きつつ「自分で考える患者」になれ!!

 

様々な医療の「良いとこどり」をするには、患者自身が積極的に治療に参加しなければなりません。

 

何でも「医者まかせ」「治療家まかせ」にして、自分は何もせず、何も考えないのでは、間違った事をされても気づくことができません。

 

薬を処方されたら、薬剤師に根掘り葉掘り聞いてみたり、

 

飲む前にネットで副作用を調べたり、

 

セカンドオピニオンという事で別の専門家の意見を聞いたり、

 

腑に落ちない治療をされたら、同じような例がないか調べたり、

 

 

この情報社会を最大限に利用し、

 

それぞれの医療の長所を融合させるのが、21世紀の医療です。

 

 

医者に「治らない病気」と言われても、それは「現代医療(西洋医学)では難しい」ということであって、その他の代替医療では案外、効果を発揮するかもしれません。

 

現代医療で症状を抑えつつ、代替医療を併用していき、食事や運動にも気を使って自己治癒力で治していくのが、本当の医療だと思います。

 

 

スポンサーありきの日本の医療の常識

 

代替医療は、決して無力なわけではなく、一部の人達にとってお金にならない医療だから歴史に埋もれてきたのです。

 

効果のある治療法が話題になっても、「科学的根拠がない」「明確な研究結果が出なかった」と一蹴される事が多々ありますが、そのような結論を出した研究チームは、公平な立場の人間を集めたものなのか、本当に正しい手順で分析されたのか、利権や何らかの圧力は絡んでいないのか、実際のところは不明なのです。

 

 

医師が華々しい活躍を見せる医療ドラマが多いのも、西洋医学がテーマだから、製薬会社や保険会社がスポンサーにつくわけです。

 

鍼灸師や整体師が主役だったら、スポンサーはつきません。。

 

医療ドラマが多いのは、幅広い年齢の役者が使えるという事や、セットを使いまわしできるという理由もあるようですが、何でもかんでも切ったり縫ったりして治せるわけではないのに、信じたくなるようにドラマが作られているんですね。

 

スポンサーとしては、狙っているターゲットにドラマを観てもらい、現代医療を盲信させて、お金を使ってもらいたいだけなのです。

 

観ている側は「医療はこれだけではない」という事を念頭に置きつつ、現代医療の得意分野だけを上手く利用しなければなりません。

 

医者は応急処置の達人ではあるけれども、根本治療については無力…というより、完全にノータッチです。

 

 

病気や怪我を治すのは自分自身に備わっている「治癒力」です。

 

今の自分に合う治療は何なのか、自分の自己治癒力を最大限に発揮するにはどうすればいいのか、意図的に作られた医療の常識に惑わされずに、自分の体に聞く習慣をつけましょう。

 

 

 

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